日曜日の朝、目覚める時
少し開けた窓から 朝早くから聞こえてきた子供の声 私はベッドでタオルケットをつかんでごろごろしながら うるさいな、と思った でも何年か前までは 私も子供で 七時から起きて遊んだりもした それを近所の大人に注意されて 嫌な気分になったりした いつから私は子供を別のものと見るようになったんだろう 子供の世界が楽しいだけじゃないと 子供は子供なりに大変なんだと知っているのに いつから 子供は楽でいい、なんて 子供を冷めた目で見るようになったんだろう 今、大人と子供の間を生きる私 自分も、大人も、子供も、それぞれ必死に生きているんだ 私は子供に負けないようにと よいしょ、と起き上がった |
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